ミネラルウオーター


それぞれの国にはそれぞれ別々のミネラルウォーター銘柄が見出されるでしょう。
どこの国でも見出される銘柄もあるのでしょうか。
つまりインターナショナルな銘柄ということでしょう。
輸出されているということかもしれません。

あれは何年前のことだっただろうか。
イタリア国でのレストランで飲んだミネラルウォーター(イタリア語で aqua minerale) は何という銘柄だったか、覚えておくのを忘れてしまった。

暑い夏の中でのイタリアで飲んだミネラルウォーターはとっても良く冷えていた、
しかも炭酸ガス入りだったためだろうか、脳天の後がキューンと痛く唸った、と感じた。

ヨーロッパでは水道水よりもミネラルウォーターを飲むのが普通だとの噂を聞いていた。
とうとうヨーロッパにやってきた。イタリアに行った。暑いイタリアを移動していた。

レストランでの食事はなるべく避けていた、貧乏旅行者だった。
でもその日、自分に贅沢を許した。まずはとにかく喉が渇いていた。
水が飲みたい、ということでミネラルウォーター一壜を注文。

生まれたて初めて飲んだ本場のアックア・ミネラーレ。

緑色のガラス壜。

長グラスに注がれたアックア・ミネラーレ。

それはグラスの中で泡を噴き上げていた。
透き通るような水に見えた。
これが本場のミネラルウォーターなのか。
いや、アックア・ミネラーレだ。

ぐっと一気に飲んだ。美味い! こんなに美味いのか!?
冷えたミネラルウォーターはこんなにも美味いのか!?

イタリアで飲んだミネラルウォーター、いやアックア・ミネラーレ、
強烈な印象を受けた。


       *   *
       
今までミネラルウォーターにはどのようなミネラルが
含まれているのか意識しながら飲んでいませんでした。

ミネラルが入っているからミネラルウォーターと称されている
のだろう、普通の水道水とは何か違うもの、特別なモノと思っていた、
というのか、思わされてきていたのか。

レストランでの食事でも、何を飲みますか、と聞かれれば、
なぜか、わたしの場合、即座には飲み物が浮かんでこない、
やっと浮かんでくるとすればミネラルウォーター。それを注文する。

別に飲みたいとは思わない。食べたいからレストランに入ってきた。
飲みたいから入って来たのではない。
でも何か飲まないと帰さないみたいな雰囲気のような。


ミネラルウォーターと称されるウオーターの中にはどのようなミネラルが
含まれているのでしょうか。

ご存知ですか。
少なくとも一つ、例を上げられますか。

マグネシウムが入っている?
これは筋肉の痙攣を予防するのに必要ということで、意識しています。
マグネシウムの入った錠剤を別に買って来て、思い出しては口に含んでいますが、
直ぐ忘れてしまいますね。習慣にならない。まだなりきってはいない。

入っていないのもある?
一体全体、どのようなミネラルが入っているのでしょうか。

万歩計?

確か、万歩計と言っていました。
一万歩歩くと万歩計になる?
何歩歩いても何ら計られていなかったら? 
何歩計だったのだろうか、となるのでしょうか?

万歩も歩けなかったり歩かなかったりしたら?
単に素直に「歩数計」と言う?

万歩計などと名付けるのは現実的ではないでしょう。
この世に一日一万歩も歩く人はいるのでしょうか。
数日間の歩数を合計すれば、まあ、楽々と一万歩は歩いたと言えるでしょうね。

それにしても誰が「万歩計」などと名付けたのでしょう。
万歩単位まで計ることが出来るからそう名付けた?
デジタル表示ですよね。

腰バンドに差し込み体にピッタリと密着されて設置するようになっていました。

一歩一歩と足を前進させる度に振動が「万歩計」に伝わり歩数をカウント、
記憶させるというもののようだったようです。


          *  *

あなたは一日あたり何歩歩いていますか、
ご存知ですか。

もちろん、歩きながら歩数を数えている訳ではありませんよね。

わたしは週二三回、一時間強のジョッギングを始める前のウオーミングアップとして、
目的地の川沿いまで歩いて行きます。しかも同時に歩数を数えています。

大きな声を出して元気に数えて上げているのではありませんが、口の中で
100歩迄数えたら、また1から数え始めます。
その意味でわたしは百歩計です。

100歩単位で数えています。目的地に着くまでに合計何歩歩いたのか、
それは数えていません。
少なくとも1000歩はその日、歩いたと確実に言えるでしょう。
だからその日のわたしは千歩計であったかも。

結局、われながら何の為に数えているのか分かっていないかのようですね。
自己満足に終わってしまうのですよね。




        *  *

昔、といっても遠い昔のことではありませんが、
日本に住んでいた頃、もう20年前ほどだったでしょうか。
今はどうなっているのかは知りません。相変わらず続いているのかも知れませんね。

いわゆる歩け歩け運動が流行っていました!
その流行に乗ってか、歩数を自動的に勘定してくれる、所謂携帯「万歩計」
が販売されていました。

わたしも流行に乗り遅れないようにと、この「万歩計」を買いました。
でも、時々しか使いませんでした。



ある時、日本からヨーロッパ行きの引越荷物の中にはこの「万歩計」も一緒に入っている筈
ということに気が付き、120個以上のみかん箱の中からやっと探し出しました。

(ひとり言、ところで「万歩計」ってドイツ語で何て言うのでしょう?)

実に小さな機器です。腕時計を一回り大きくした小ささです。
このいわゆる万歩計は日本からヨーロッパへと運ばれて来ていました!

さっそく使おうとしましたら、使えない。電池切れ。
当地で同じ電池を探しました。
しばらくは見つけることが出来ません。

日本とヨーロッパではこのいわゆるボタン電池の仕様が異なるのかと絶望的に
なりそうにもなりましたが、やっとのことで見出しました。

ところが一二回使ってもう使わなくなってしまった。
何故か、ヨーロッパにあっては上手く機能しないのか、といったような感じ。

わたしの歩き方が悪いのか、調子を付けて、計器に振動が伝わるように
意識して歩調を合わせていなければならなかったか、
そうしたつもりだったのですが。

歩き終わって計器のカウンターを見たら、何もカウントされていない!
たくさん歩いた筈なのに計器では0歩になったまま。景気の良くない話。
激しく失望した。

勿論、同時はまだパソコン、いやスマートフォンが世に出回っていませんでした。
今はスマホで歩数を勘定させるアプリがあるのですね。
そんなアプリが存在する。
これは凄い進歩だと感心しています。

使ったことがありません。どうやって使うのでしょうか。
そんなアプリを開発した人は凄いと思ってしまっておしまいですが。
iPhoneは 持っていません。残念! Android のスマホではダメなのかも。
アマゾンで「万歩計」を探してみます?