トニー・ザイラー、故郷のチロルで死す

トニー・ザイラー、故郷のチロルで死す
25. Aug http://www.netzeitung.de/sport/mehrsport/1442079.html
オーストリアのとても有名なスキーヤー、あのトニー・ザイラーは長いこと病床にあったが、チロルの故郷で亡くなった。キッツビュル出身のマルチタレントは「人間的に大きな穴」を残していった、とトニー・ザイラーのスキークラブは悼む。

toniseiler.jpgFoto:dpa

オーストリアはチロル出身のオリッピック勝者であり世界チャンピョンは長いこと病に患っていたが、月曜日(2009年8月24日)、インスブルックのクリニックで亡くなった、享年73歳、とキッツビュルのスキークラブK.S.Cは翌火曜日に発表、オーストリアの報道機関APA社の報道を確認する形となった。ザイラーは人間的に大きな穴を後に残していった、と同クラブはコメント。このクラブはハーネンカム競走もオーガナイズしている。


 1946年から1958年までたったの12年間続いた現役時代に「キッツの黒い稲妻」はオリンピックで金メダルを3度、世界チャンピョンに7回なった。1956年、イタリアのコルティーナでの冬季オリンピックでは白いスキー帽(?)を被った本人は金メダル3個、4つの世界チャンピョンタイトルを獲得した。しかもキッツビュルでの悪名高きハーネンカム競走でも何度も勝利した。たったの23才でザイラーは引退を表明。それでも次々と勝利を獲得して行ったゆえにオーストリアでは第二次世界大戦後の若者たちのアイドルとなった、とAPA社は評した。