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一日切符の購入を巡って


地元の、無人鉄道駅まで出向いた。

チケット自動販売機で地元から隣の Linzまでの往復切符を買うためであった。

fahrkartenautomat.jpg

駅までやって来て見ると自動販売機の上の方に赤い大きめな字で何か書かれているようだ。
故障中とでも書かれてあるのか、
近寄って見ると、赤字で書かれた文が読めた。

プラットホームの改修工事中とのことで、列車の出発、到着ホームが今までとは異なった所に移動した、と。



そんなことよりも切符を買いに来たのだ。
ここに来る前に銀行のATM機から卸した20ユーロが一枚財布の中には入っている。
切符を現金払いで購入するためであった。

チケット自動販売機の画面にちょこっと手を触れた。

選択肢を幾つかクリックして、最後に代金をスロットに入れるように要求してくる。
財布から20ユーロ札を取り出し、挿入。
吸い込まれたと思ったら吐き出されてくる。おかしいなあ。
もう一度、試す。同じように吐き出されてくる。どうなっているのだ!?

よくよく画面を研究すると、20ユーロ札は受け付けないとなっている。
20ユーロ札の画像に×印が見えた。50ユーロ札にも同じ×印が見える。
最高でも10ユーロ札の画像には×印が付いていない。つまり10ユーロは受け入れるとなっている。

10ユーロ札は持っていない。わざわざ20ユーロ札持参したというの切符が買えない。
どうしよう?
諦めて家に帰ろうか。
ここまでやって来てまた振り出しに戻るのか。
10ユーロ札を準備しなければならない。

無人駅の前には人通りが殆どない。
わたし一人が自動販売機の前に立って、思案中であった。

ホームで働いている作業員たちの一人は砂利等を積んだ車を運転しながら、
すぐ近くを通って、外の公共道路のどこかへとその砂利等を捨てに行ってはまた空になった車を運転しながら帰ってくる。
何度か通過する度に、車の邪魔にならないようにと、自動販売機すれすれに通過して行くのを自動販売機の横に身を寄せて眺めている。

そうこうする内に、ついさっき列車が止まって、乗客が一人降りてきたのか。
待ち合わせしていた人が出迎え、一緒に道路脇に待たせている車に乗ろうとわたしの後ろを通過して行く。

あっ、そうだ、両替を頼もう、と思った時には二人は車の中に身を隠してしまった、そして車もすぐに出発。

わたし一人だけが、自動販売機の前で相変わらずうろうろ。どうしよう?
誰か別の乗客が現れるまで待っていようか。
待っていても誰も現れないようだ。

今はちょうど昼前の時間帯、列車の発着も希。1時間に一本といった塩梅か。
乗客としてやって来る人たちは見られない。

どうしよう、どうしよう、とうろうろしているうちに、プラットホーム工事をしている人たちの方に目を遣る。働いている人たちは財布を持参しながら働いているのだろうか。どうもそんな風でもないようだし、、、
何人かがユニフォームを身につけたままで仕事に集中しているようだ。

現場まで歩いて行って、仕事中すいませんが、ちょっとお願いがあるのですが、と訊いてみようか。
仕事中だ、邪魔をしないで貰いたいと言われてしまうかも知れない。

建物の壁に沿って、プラットフォームの左側の方を眺めたら、別の人たちが働いているのが見える。
とどこに潜んでいたのだろうか、目の前に一人だけが首をちょっとだして、多分監督者さんだろうか。
目で合図をしてその人に近づいた。

すいません、10ユーロ札2枚お持ちですか?
持っているという。
ちょっと躊躇しているようにも見えた。
自分の財布を取り出して、わたしが眺めていたら、くるりと背をこちらに向けた。
中身はみせないぞ、ということだろうか、それとも泥棒されないよう用心・警戒したのか、
それでもこちらに振り向き直して、2枚の10ユーロ札を手渡してくれた、
というか同時にこちらも20ユーロ札を出して両替は無事完了した。

10ユーロ札で往復切符も購入できた。
一日切符の購入を巡って(続き)→
posted by austrian at 01:49 | オーストリアでの日々
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